光線治療に興味を持った人が、いざ始めるにあたって、自分に合ったカーボンがわからなくて困っていませんか?
光線カーボンは、種類が多く、実際に、多くの方がどの光線カーボンが自分に合っているのかわからずに悩んでいます。
そこで、この記事では、この業界に20年いるので、多少なりともお役に立てればと思い、あなたに合った光線カーボンの選び方をご紹介いたします。
また、「光線カーボン」や「光線カーボンの種類」についても説明していますので、初心者の方でも理解しやすい内容になっているので、安心していただければと思います。
1.光線カーボンとは
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カーボン型光線器とは、簡単に言うと日光の恩恵を機械によって受けようとするものです。
日光は古代から治療に使われており、1666年に万有引力を発見したことで有名なニュートンによって日光の構造が立証されました。
彼は太陽光をプリズムで屈折させると、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色に分かれることを見出し、この各色帯をスペクトル(Spectrum)と名付けました。更に7つの色のスペクトルを合わせると再び白色光に戻ることを立証したのです。
そして、その後にこの両脇に見えない光線(赤外線、紫外線)があることが発見されます。
太陽光線は、すべての色とその後発見される赤外線、紫外線を含むすべての波長の光線を含んでいます。
このことを「フルスペクトル」と言います。
それぞれの波長には異なる作用があることがわかっていますが、全く同じ波長であれば、人工的に作った波長でも同じ作用になることもわかりました。また、互いのスペクトルが同時に放射されて拮抗することで、作用を高めるという相乗効果があることがわかっています。
そのため、フルスペクトルであることには大きなメリットがあります。
これを人工的に乱れずに放射するためには、高温が必要になります。
そこで、採用されたのが地球上にある素材で最も高温になるカーボンでした。光線治療器にセットされた2本のカーボンの接触部分の温度は、なんと3000度といわれています。
つまり、光線カーボンは、人工的に日光に近い効果を得ることが出来る非常に素晴らしい機械なのです。
さて、太陽光線とはいったい、どんな光線なのでしょうか?
太陽から発せられる数々の長さの波長の中で。一定以上に長い波長域が地球上のわたしたちのもとに降り注いでいます。
私たちの体に作用する波長領域の長いほうから順番に
遠赤外線、中赤外線 近赤外線、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、近紫外線(UVA,UVB,UVC)
ほとんどが中赤外線から紫の波長で、わずかに遠赤外線、近紫外線はほとんどUVAでわずかに(紫外線全体の10%)UVBが含まれます。地域によってまた季節によって冬などUVBが含まれない場所ももあると言われますが、正確なところはわかりません)UVCはオゾン層や塵などにさえぎられてしまうので、含まれません)
(リチャード・ボブディ著「一日15分日なたぼっこするだけで健康になれる」では、赤外線60%,可視光線37%,紫外線3%とあります)
この太陽光線は、素晴らしい効果を持っています。
例えば、その一例として、光の研究で有名なジョン・オット博士が行ったマウスを使った実験があります。
「蛍光灯のもとで飼育したマウスと自然光のもとで飼育したマウスに違いはあるか?」というものです。
この実験によると蛍光灯のもとで飼育したマウスと自然光のもとで飼育したマウスでは、寿命が倍も違うことがわかりました。自然光のもとで長寿になったのです。(参考文献:「光の医学」ジェイコブ・リバーマン著)
また、マウスの実験を待たずとも、よく日照不足で「植物が病気になった」とか「発育が悪く大打撃」とかがニュースになります。とくに曇りや雨が多いと紫外線がカットされるため、植物が正常に成長しなくなるためです。
もちろん人間も同じです。
以前にNHKで放送された「病の起源」という特番で「なぜ人はガンになるのか?」の重要項目4つか5つの中に「紫外線に当たる量が少ない」という原因を大きく取り上げていました。
当然ですが、医学論文でも、「膨大なデータや臨床の結果からわかるとおり、人も植物も紫外線に当たる量が不足すると病気になる確率が高まる」と明確に書いてあります。(「日光の生物学的影響」ハリー•ブラウン著)
UVカットで完全防備した場合、蛍光灯で飼育されたマウスと同じになるわけですね。
最近、赤ちゃんにくる病が発生しているのも、「母親が紫外線を避け過ぎているから」とあるお医者さんが書いてました。
栄養失調の戦後以来の現象のようです。
それでは、具体的に光線カーボンにはどのような種類があるのでしょうか?
その種類を分ける重要な要素はカーボンの中に入っている下記の金属元素がカギになります。
その他多数の金属元素。
これらの金属元素はそれぞれ独自の波長をもっているので、その配合を変えることで結果的に放射の波長を調節しています。
配合の仕方は、各社企業秘密みたいです。
しかし、東京都の産業技術センターの放射テストによると、、参加3社(コウケントー、サナモア、フォトピー)はほぼ同じ結果が出ています。
つまり、どの企業もほとんど同じ配合の仕方だと推測できます。(不参加のカーボンについても、長期にわたって使用された結果、同じ効果が出てます。そのため、安全性、効果性でもおそらく同じような波長が出ていると考えられます)
各社ともカーボンの種類の基本となっているのが
という3グループの比重、配分の違いで分けているということです。
つまり、光線カーボンを選ぶ時は、この各グループの特徴を理解し、どのグループの比重や配分が多ければ、どのような効果があるのかを知る必要があります。
続いては、具体的にその説明を行います。
光線カーボンは、基本的に下記の4つの種類に分けることが出来ます。
どのカーボンを選ぶかは、
を踏まえて、選びます。
ここで、それぞれの特徴を見てみます。
赤外線 赤 橙 黄 緑 青 藍 紫 紫外線
赤から紫までが可視光線に当たります。
赤外線が最も波長が長く、右に行くに従って、波長は短くなります。
物理作用
体を温めて、血液の流れを促すなど、光線の作用で体内が動かされ活動が活発になること
化学作用
たとえば紫外線が皮膚に当たることで、7デヒドロコレステロールがビタミンD前駆体に化学変化を起こすこと。
可視光線(=赤から紫)は両方兼ね備えていると言われますが、赤外線に近いほど物理作用、紫外線に近いほど化学作用の比重が大きくなります。
それでは、あなたは、どれを選んだらよいのでしょうか?
まず赤外線は、熱線と言われる温める光線です。波長が長いので、最も体の奥まで浸透する光線です。
そのため、照射した箇所に血液を集める力が強いのです。
緊急性の症状や痛みの症状は、赤外線系を使用するのが基本です。
たとえば、ケガ、ねんざ、打撲、虫刺され、腰痛などの痛み、整形外科的な要素などには赤外線系カーボンをお使いください。
スポーツ関係で故障が起きた時にも、まずは赤外線系カーボンを使うことが多いです。
【下記の症状などに使用してください】
切り傷、打撲、やけど、ねんざ、腰痛、ぎっくり腰、ガングリオン、腱鞘炎、テニス肘、ヘルペス、夜尿症、ヘルニア、脊柱管狭窄症、脱臼、ひざ関節症、肩こり、あせも、あかぎれ、じんましん、月経痛、水疱瘡、痛風、発熱、下痢、床ずれ、神経痛
可視光線は、色として目に見える光線です。
眼には赤外線や紫外線を受け取る細胞がなく、ひたすら可視光線を受け入れます。そして、その2割ほどが脳に至ると言われています。可視光線が脳に届くと自律神経、ホルモン内分泌を健全に働かす活動が始まります。
そのため、「うつ病」や「自律神経失調症」などに効果があると言われています。
目をつむって目に照射する時だけでなく、内臓の不調などにもよく可視光線が選ばれます。
【下記の症状などに使用してください】
うつ病、自律神経失調症、時差ぼけ、更年期障害、新生児重症黄疸、黄疸、不妊症、肥満、便秘、内臓
紫外線といっても、カーボンで放射される紫外線は紫色の波長に近いUVAが主力です。
紫外線は、身体に悪いと言われることもありますが、こわがるものではありません。なぜかと言いますと、紫外線と言いましても、波長に幅があり、可視光線の紫色の波長に近い、長めの波長のものから、非常に短い波長まで含めて「紫外線」と言っています。最も可視光線に近い、紫外線の中では一番波長が長いグループを近紫外線と言います。
この近紫外線はさらに以下のように3つに分けて名前がついています。
波長の長い順に、UVA、UVB、UVCと分けています。
①UVA
400mμ(ミリミクロン)~320mμ ※1mμ=100万分の1mmメーター
地球上に降り注ぐ紫外線のほとんどがこの波長域。紫外線全体の90%前後です。地域によって量は異なります。
②UVB
320mμ(ミリミクロン)~280mμ
紫外線全体の10%。ビタミンDが肌にできる。皮膚科でアトピー治療などに使われるナローバンドは、311mμの波長でUVB領域です。
ちなみに、ビタミンDを肌につくる場合、ガラス越しではつくれません。
③UVC
280mμ(ミリミクロン)~200mμ
これは地球上に降ってきません。オゾン層で遮られています。
以上です。
紫外線は波長が短いので、透過性が弱く、ちょっとしたことで遮られてしまう光線です。
このように私たちが浴びるほとんどの紫外線はUVAで、残りわずかにUVBが降ってきていると言われています。
一時オゾン層の穴が拡大してUVBの量が増えるのではないかと、ちょっとした騒ぎになったことがありましたね。そのUVBも病院の皮膚科で治療に使われていますが、今に至るまで、副作用などの問題は起きていません。
カーボンで出る紫外線はUVAの中でも紫色に近い波長と言われています。
もともと温めるマシーンとして「家庭用医療機器」認定されていることからも、おわかりになるかと思いますが、安全が確認されているので、家庭用で、誰が扱っても良い、となっているのです。
ちなみに光線治療院を始めるにあたっては、マッサージや整体のように、保健所に申請する義務がないのは、施術者が人の体に触れることがなく、光線を当てるだけなので、事故のリスクがないからなのです。
アトピー性皮膚炎に紫外線系カーボンがよく使われますが、皮膚のトラブル(湿疹など)にはこのカーボンを使います。
また、紫外線不足の症状と思われる症状にも使われます。
【下記の症状などに使用してください】
水虫、タムシ、いんきんたむし、口内炎、自己免疫疾患、潰瘍性大腸炎、老人性皮膚炎、円形脱毛症、カンジタ膣炎、湿疹、
アトピー性皮膚炎、性病、肛門周囲炎、乾癬症、クル病、骨折、いぼ、虫刺され、わきが
最後に紹介するのが、「総合光線系カーボン」です。
こちらは、全体的な体質に対して、よく使われるオールマイティーなカーボンです。
様々な症状に対して効果を発揮しますが、私の経験上、特に、血液に強い効果があります。そのため、健康維持や全体の不調などはこのカーボンを使います。
以上、上記の「選び方の説明」は基本的なとらえ方を説明しました。
あくまでマニュアルですので、絶対ではなく、ひとつの症状でも、実際には、色々なカーボンを試すことがあります。なぜなら、出ている症状は一緒でも、原因が違う場合もよくあるからです。
基本のカーボンでうまく効果が見られない場合でも、けっしてあきらめる必要はないのです。
実際に光線療法を行うにあたって、どの光線治療器を使うか、どのカーボンを使うのかによってそれぞれ相談できる場所があります。
各社やり方は統一されていませんが、照射しながら、ご自分の感触によって、ご自分に合ったやり方を模索しても良いと思います。
それぞれの問い合わせ先は下記の通りです。
いろいろな相談窓口に問い合わせてみますと、やり方がとても違うのに驚かれる方もおられますが、これは光線器が違うこと、歴史的な経緯も関係していると考えられます。その中から、ご自分に合ったやり方を見つけてください。
■コウケントー
財団法人光線研究所
電話番号 03-3200-3276
受付時間朝9時~夕方5時です。
お休みは日曜、祝日、第二、第四土曜日
株式会社鈴木光線治療研究所 ヘルシーレイ
電話番号 03-3946-0148
■第一カーボン
第一カーボン株式会社
電話番号 045(931)5411
FAX: 045(931)5413
■サナモアカーボン
株式会社東京光線療法研究所
03-3712-5322
ピアレアモーレ㈱
はつらつさん
サナモア光線機
電話番号 054-347-5017
受付時間 平日10時~19時 土曜 10時~17時
お休みは日曜、祝日
■フォトピーカーボン
ライブリー㈱
フォトピー光線器
電話番号 022-375-3161
受付時間 月~土曜 9時~17時
お休みは日曜、祝日
サンライト相談窓口
電話番号 072-860-3337
■バリブルハイパワーカーボン
日本ヘルスファーム㈱
バリブル
電話番号 0798-65-8764
受付時間 月~土曜 9時~19時
お休みは日曜、祝日
*もし、どこかの会社が漏れていましたら、お気づきの方ご連絡ください。
追加で記載いたします。
いまや、光線療法は私たちになくてはならない時代になってきました。
光線療法は「時代の申し子」なのです。
すべての人にとって、健康のために不可欠です。
そのことを踏まえながら、生活の中に取り込む方法をご検討されれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました。
いつもお世話になっています。高知市一ツ橋町 H &R整体院の玄です
カーボン番号を教えて頂きたくメールしました。
好酸球性多発血管炎性肉芽種症の治療カーボン何番を使うか教えて下さい。
よろしくお願いします。
好酸球性多発血管炎性肉芽種症
フォトピーカーボンの場合
鼻、喉、腹、腰、ひざ、足裏
鼻と喉は赤赤その他の箇所は赤緑
赤は赤外線カーボン
緑は総合光線カーボン
です。
仮にコウケントーカーボンでお探しの場合は、
下記にお問い合わせください。
財団法人光線研究所。
電話番号03-3200-3276
受付時間朝9時~夕方5時です。
お休みは日曜、祝日、第二、第四土曜日
*どのカーボンを使ったら良いかを教えてくれます。
教えて頂きたいのですが、脊椎管狭窄症。カーボンは何番と何番が良いか教えてください
もうだいぶ前にコメントいただいたんですね。
大変申し訳ありませんでした。
もう遅いですよね。
フォトピーカーボンでは赤外線系の赤カーボン2本を使います。
コウケントーカーボンをお使いなら、3001-4008だと思います。(光線研究所でお確かめください)
コメントありがとうございました。
今になっての返信、お許しください。
はずかしながら、コメント欄把握しておりませんでした。
2年も経過しようとしています。
今現在でご質問ありましたら、よおしくお願いいたします。
骨粗鬆症特に大腿骨にきく光線の番号組み合わせを教えてください。
今になっての返信、お許しください。
はずかしながら、コメント欄把握しておりませんでした。
2年も経過しようとしています。
今現在でご質問ありましたら、よおしくお願いいたします。
初めまして。乳がんに効果のあるカーボンの色教えて下さい。
宜しくお願いします
今になっての返信、お許しください。
はずかしながら、コメント欄把握しておりませんでした。
2年も経過しようとしています。
今現在でご質問ありましたら、よおしくお願いいたします。
乳ガンがみつかりました。どんなカーボンを使えばいいでしょうか。教えてください。
今になっての返信、お許しください。
はずかしながら、コメント欄把握しておりませんでした。
2年も経過しようとしています。
今現在でご質問ありましたら、よおしくお願いいたします。
肩関節周囲炎にはどのカーボンが有効でしょうか?腱板と上腕二頭筋が少し傷ついた状態です。
よろしくお願い致します。
大変申し訳ありませんでした。
もう3か月前なので、どちらかで調べられたかと思います。
お知らせの症状には赤外線系のカーボン2本から始めます。
光線後は無理ない範囲で動かしてください。
痛みや動作範囲をチェックしてみてください。
よろしくお願いいたします。
間接性肺炎です。どんなカーボンを使ったらいいですか?
間質性肺炎は赤外線カーボンと総合光線カーボンの組み合わせです。
フォトピーカーボンでは波長1と波長4です。
サナモアカーボンならAとBの組み合わせです。
胸に直接当ててかまいません。
足裏やひざ、お腹など基本部分にも当てれば、なお良いです。
命日継続してください。
大変申し訳ありませんでした。
もう3か月前なので、どちらかで調べられたかと思います。
お知らせの症状には赤外線系のカーボン2本から始めます。
光線後は無理ない範囲で動かしてください。
痛みや動作範囲をチェックしてみてください。
よろしくお願いいたします。
糖尿病に効果が高いカーボンの組み合わせはなんですか?
フォトピーカーボンの場合は波長1(赤カーボン)と波長2(黄カーボン)の組み合わせ、または波長4(総合光線)と波長2(黄カーボン)の組み合わせが多いです。
照射個所はみぞおちあたりの患部(すい臓)でもよいですし、足裏や腹、腰などの主要部分でもかまいません。
ちなみに
サナモアカーボンの場合はAとD、またはBとDんお組み合わせ
コウケントーカーボンではおそらくですが、3001と4008の組み合わせが多いと思います。
いただいたお問い合わせ、今気づきました。大変申し訳ありませんでした。
糖尿病はフォトピーカーボンでは緑カーボンや黄カーボンを使うことが多いです。
すい臓だけでなく、足裏やお腹を当ててください。
もう半年も経って、本当にお詫びします。
顔にできるニキビや吹き出物に最も効果があるカーボンの組み合わせを教えていただきたいです。
まず赤外線系のカーボンかと思います。
フォトピーカーボンなら赤カーボンの波長1、サナモアカーボンならBカーボン、コウケントーなら3001番と400番の組み合わせから始めてください。